第 2 章 イーサネット・デスクトップ・ハブの導入

イーサネット・デスクトップ・ハブを導入するには、以下のステップを 順番に実行します。 参照しやすいように、このページのコピーを取るとよいでしょう。

  1. 準備

  2. ハブの配置のために、"イーサネット・デスクトップ・ハブの配置"の指示に従います。

  3. "イーサネット・デスクトップ・ハブへの装置の接続"の指示に従って、ハブに 装置 (パーソナル・コンピューターなど) を接続します。

  4. ハブを別のイーサネット・デスクトップ・ハブ、または別のタイプの 10BASE-T ハブに 接続する場合は、"別の 10BASE-T ハブへのイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"の指示に従います。

  5. ハブを 10BASE5、10BASE2、または 10BASE-F のネットワーク・セグメントに 接続する場合は、"AUI ポートを使用したイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"の指示に従います。

  6. "イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"の指示に従って、ハブが正常に動作していることを 確認します。

イーサネット・デスクトップ・ハブの配置

イーサネット・デスクトップ・ハブは、卓上 (または装置ラックの棚などの 同様な面) に置くことも、壁、デスクの下、またはレジスターのスタンドに 取り付けることもできます。

壁面に 取り付ける場合は、次のものが必要です。

次の手順に従って、 イーサネット・デスクトップ・ハブを配置します。

  1. ハブの位置を選択します。 LED とポートの接続が見やすく、電源コンセントに容易に アクセスできるように、正しいすき間を空けられる位置を選択する必要があります。 少なくとも、ハブの左右と後部に 51 mm のすき間を空ける必要があります。 LED とポートをよく見られるように、前面に十分なスペースを空ける 必要があります。

  2. 壁面に取り付ける場合は、次の手順を実行します。

    1. 壁面用取り付け用金具の穴の位置をガイドとして使って、 壁面にねじの位置のマークを付けます。

    2. 上記で説明した正しいねじを使用して、壁面のマークを付けた位置に 取り付け金具を取り付けます。金具が壁面にしっかり固定されるように ねじを締めます。

    3. ハブの背面の溝が取り付け金具にしっかり掛かるように、 ハブを取り付け金具で保持します。 図 6 は、この手順を図で示しています。

    4. 先に進む前に、ハブが取り付け金具にしっかり取り付けられていることを 確認します。

  3. モデル 008 の導入を続ける場合は、"DC 電源コード・クリップを使用した DC 電源コードの接続"に進みます。 モデル 016 の導入を続ける場合は、"イーサネット・デスクトップ・ハブへの装置の接続"に進みます。

図 6. イーサネット・デスクトップ・ハブの壁面への取り付け


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DC 電源コード・クリップを使用した DC 電源コードの接続

誤って電源コードが抜けるのを防ぐために、次の手順に従って DC 電源コード をモデル 008 の背面に接続します。 図 7 を参照してください。

  1. 保持クリップの大きな丸い開口部に DC コネクターを通します。

  2. クリップを取り付ける前に、モデル 008 の背面の DC コンセントに DC コネクター を接続します。

  3. モデル 008 の背面にある DC コンセントに DC 電源コード・クリップを 取り付けるには、まずクリップの 2 つの突起を DC コンセントの左側の穴に 挿入します。

  4. クリップを軽くつまんで、クリップの残りの 3 つの突起を DC コンセントの 右側の穴に挿入します。

  5. DC コネクターが DC コンセントに完全に挿入されたことを確認します。

    図 7. モデル 008 の DC 電源コード・クリップ


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  6. モデル 008 の導入を続けるには、"イーサネット・デスクトップ・ハブへの装置の接続"に進みます。

イーサネット・デスクトップ・ハブへの装置の接続

ここでは、 イーサネット・デスクトップ・ハブに 装置 (パーソナル・コンピューター、プリンター、サーバー、POS 端末など) を 接続するための手順を説明します。

ケーブルを接続する際は、以下のことに注意してください。

建物内配線を使用しない装置の接続

建物内配線を使用せずにイーサネット・ハブに 装置を接続する場合は、次の手順に従います。

  1. 使用するケーブルが 10BASE-T 仕様に適合していることを確認してください。 "ケーブル要件"に、この仕様の要約が記載されています。

  2. ストレート・ケーブルの一方の端を、 装置内のアダプターの 10BASE-T コネクター (NIC と 呼ばれる場合もあります) に接続し、 もう一方の端をハブの 10BASE-T ポートの 1 つに 接続します。 この接続の図については、図 8 を 参照してください。装置に内蔵アダプターの代わりに外付け 10BASE-T トランシーバーが 備わっている場合は、ストレート・ケーブルをトランシーバーに接続してから、 ハブに接続します。

    図 8. 1 本のストレート・ケーブルの使用


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  3. ハブを連鎖のために使用する場合は、"別の 10BASE-T ハブへのイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"に進みます。 また、モデル 016 に 10BASE2、10BASE5、または 10BASE-F のネットワーク・セグメントを 接続する場合は、"AUI ポートを使用したイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"に進みます。 その他の場合は、"イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"に進みます。

建物内配線を使用した装置の接続

建物内配線 (壁の中の配線) を使用してイーサネット・デスクトップ・ハブに装置を 接続する場合は、次の手順を実行します。

  1. 建物内配線が 10BASE-T 仕様を満たしていることを確認します。 "ケーブル要件"に仕様の要約が記載されています。

  2. 作業エリアでケーブルの接続を開始します。 ストレート・ケーブルの一方の端を装置内のアダプターの 10BASE-T コネクター (NIC と 呼ばれる場合もあります) に接続し、もう一方の端を建物内配線が 終端するフェースプレートの 10BASE-T コネクターに接続します。 この接続の図については、図 9 を 参照してください。

    装置に内蔵アダプターの代わりに外付け 10BASE-T トランシーバーが 備わっている場合は、ストレート・ケーブルをトランシーバーに接続してから、 フェースプレートに接続します。

  3. 配線室で、建物内配線ケーブルが終端するパッチ・パネルなどの 機器の 10BASE-T コネクターに、ストレート・ケーブルを接続します。 ハブの 10BASE-T ポートに、ストレート・ケーブルのもう一方の端を 接続します。

  4. イーサネット・デスクトップ・ハブの導入を続ける場合は、 接続のタイプに応じて、"別の 10BASE-T ハブへのイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"または "AUI ポートを使用したイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"に 進みます。その他の場合は、"イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"に進みます。

図 9. ストレート・ケーブルと建物内配線の使用


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別の 10BASE-T ハブへのイーサネット・デスクトップ・ハブの接続

他の 10BASE-T ハブにイーサネット・デスクトップ・ハブを接続する方法は いくつかありますが、もっとも簡単で一般的な方法はストレート・ケーブルの 使用です。このような接続を行う必要がある場合は、次の手順を実行します。

  1. 2 つのハブを接続するには、次のいずれかの手順を実行します。

  2. 前のステップでクロス・ケーブルを使用した場合は、 ケーブルのそれぞれの端に "X" とマークを付けるか、違う色の ラベルなど識別できるものを使用して、ストレート・ケーブルとクロス・ケーブルを 区別してください。

  3. これで、両方のハブの 10BASE-T ポートに装置を接続できます。

  4. モデル 016 の 10BASE5、10BASE2、または 10BASE-F のセグメントに接続する場合は、 "AUI ポートを使用したイーサネット・デスクトップ・ハブの接続"に進みます。

AUI ポートを使用したイーサネット・デスクトップ・ハブの接続

AUI ポートを使用して、モデル 016 を 10BASE5、10BASE2、または 10BASE-F の ネットワーク・セグメントを接続する場合は、 次の手順を実行します。

注:ネットワークの 10BASE-T 部分をネットワークの残りに接続する前に テストする場合は、まず "イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"からの手順を実行します。 その後、この手順を実行し、"イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"の手順を繰り返します。

  1. AUI ケーブルの一方の端をイーサネット・デスクトップ・ハブの AUI ポートに 接続し、もう一方の端を 10BASE5、10BASE2、または 10BASE-F のトランシーバーに 接続します。この接続の図については、図 10 を 参照してください。

    トランシーバーがイーサネット・デスクトップ・ハブの十分近くにある場合は、 AUI ケーブルを使用せずにハブをトランシーバーに直接接続できることがあります。

    図 10. AUI ケーブルの接続 (モデル 016)


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  2. ハブの AUI ポートの正しい位置に AUI ケーブル (あるいは 10BASE5、10BASE2、 または 10BASE-F のトランシーバー) を固定するには、 AUI ポートのスライド・ラッチを左側に押します。 ラッチの押し方の図については、図 11 を 参照してください。

    図 11. AUI ポートのスライド・ラッチの押し方 (モデル 016)


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  3. イーサネット・デスクトップ・ハブの導入を続けるには、 "イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認"に進みます。

イーサネット・デスクトップ・ハブの正しい動作の確認

導入したハブが正しく動作することを確認するために、 次の手順を実行します。

  1. 導入したそれぞれのハブごとに、ハブに電源コードを接続し、 スイッチのないアース接続された電源コンセントに電源コードを接続します。

    電源 LED がオンになります。

    どの LED もオンにならない場合、または LED の 1 つが黄色の場合は、 "トラブルシューティング・プロセスの開始"に進みます。LED の状態の説明が必要な場合は、 "LED の解釈"に進みます。

  2. ハブに接続された装置を始動し、これらの装置との通信を試みます。 装置が通信できない場合は、"トラブルシューティング・プロセスの開始"を参照してください。

  3. ハブを連鎖しているか、10BASE2、10BASE5、 または 10BASE-F セグメントに接続している場合以外は、 導入手順は完了です。


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